国際疼痛学会(IASP)のキャンペーン「世界筋骨格痛年」

国際疼痛学会 (IASP:International Associateion for the Study of Pain) では2009年10月から2010年10月までの1年間を「Global Year Against Musculoskeletal Pain (世界筋骨格痛年)」と定めたキャンペーンを行っております。このキャンペーンの概要を紹介いたします。

キャンペーンの目的

IASPでは、このキャンペーンの主な目的を以下としています。

  • 特に発展途上国に重点をおいて、筋骨格痛についての情報を世界中に周知する。
  • 患者との直接交流において、筋骨格痛に関連した問題に直面している世界中の医療関係者と疼痛研究者の教育。
  • 政府関係者、報道関係者、世界中の一般市民の間で筋骨格痛の認知度を上げる。
  • 政府指導者、研究機関や他の重要な決定者に更なる筋骨格痛の研究支援を促し、更に効果的で受けやすい治療方法を確立し、筋骨格痛に苦しむ患者の治療の成果をあげる。

キャンペーン期間中の活動

IASPでは、2010年10月までのキャンペーンを通して以下の活動を行うとしています。

  • IASPのメンバーと支部は会議、シンポジウム、患者教育、広報、など、筋骨格痛のさまざまな側面を調査する為に必要な取り組みを行う。
  • IASPとその支部は、これらの筋骨格痛によって引き起こされるいくつかの課題をハイライトする為のメディア活動のスポンサーになる。

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