『ペインクリニック』で新たな筋筋膜性疼痛症候群(MPS)の治療方法が掲載されました。

ペインクリニック

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医師向けの専門誌『ペインクリニック Vol.31 No.4』 (真興交易株式会社医書出版部)にて、『筋・筋膜性疼痛症候群(Myofascial Pain Syndrome : MPS)に対する新しい神経ブロック : 筋膜間ブロック (スキマブロック)』という題目でMPSに対する新しい治療方法が掲載されました。

この論文は松岡 宏晃医師(1)、小幡 英章医師(2)、齋藤 繁医師(2)、木村 裕明医師(3)によるもので、腰背部のMPSに対して、多裂筋の筋膜間に局所麻酔薬を広げることによる治療方法 (スキマブロック)です。この治療方法は従来の硬膜外ブロックより安全性が高く、今まで以上に効果が期待できると考えられます。

新たなMPS治療方法として、是非、医療関係者の方々に参照していただればと思います。


(1)済生会宇都宮病院 麻酔科
(2)群馬大学大学院 医学系研究科 脳神経病態制御学講座 麻酔神経科学
(3)木村ペインクリニック 院長、MPS研究会会長