このたび、筋筋膜性疼痛症候群(MPS)研究会では 2015年1月1日付けで当会名称を下記のように改称することを決定いたしましたのでお知らせ申し上げます。
今後とも 何とぞ変わらぬご支援ご指導を賜りたく、よろしくお願い申し上げます。
旧名称:筋筋膜性疼痛症候群(MPS)研究会
新名称:筋膜性疼痛症候群(MPS)研究会 (最初の一文字の’筋’の削除)
当研究会の日本語名称はMPSの英語名称Myofascial Pain Syndromeを元に決められました。
当初は、「Myoが筋」・「fascialが筋膜」という解剖用語の日本語訳通りに、Myofascial を「筋・筋膜」と和訳をして「筋・筋膜性疼痛症候群(MPS)研究会」という名称を当会の名称に用いていました。
ところが、近年の研究状況を鑑みると、Fasciaは「漿膜・靭帯・腱・靭帯・筋膜・結合組織等の膜構造等の総称」として理解されつつあります。しかし、 この意味でのFasciaに相当する日本語解剖用語として「適切な訳語がない」現状があります。MPSは腱・靭帯・皮下組織・脂肪などの結合組織も重要な 治療対象部位であり、Fascial pain syndromeがより正確な表現かもしれません。一方、MPSという用語は世界共通です。また現時点では、西洋医学の最大のピットフォールである「筋 肉」に注目して頂きたいという意図を継続する必要もあると判断しています。
以上から、当研究会では、「Myoが筋」・「Fasciaが膜」であり、「Myofascialが筋膜」に相当する解釈の方が妥当であるとの結論に至りました。それに伴い、当会の名称も「筋膜性疼痛症候群(MPS)研究会」へ変更する次第です。
2015年1月1日
公式ホームページなどの表記は順次変更をしてまいります。