治療

膜性疼痛症候群の治療においては有効な内服薬はまだなく、治療により異常なfasciaを様々な方法で治療していきます。

治療方法

一般的に行われている治療には以下の治療があります。尚、これらの治療は痛みもほとんど無く、安全性も高い治療です。

 Fasciaリリース

前述のように、筋膜=fasciaではありませんので、我々は「筋膜リリース」という用語を原則使用していません。痛みの原因になっている異常なfasciaを生理食塩水や局所麻酔薬の注射、鍼、徒手(手技)などにより解消する方法が一般的に取られています。このような方法を直接法(直接病変部を治療する方法)といいます。

リラクゼーション・認知行動療法

病変部を直接治療せずとも、病変部に影響するfasciaや関連組織を十分にリラックス(リラクゼーション)させることで、病変部から生じる痛みを緩和することもできます。これを間接法といいます。不安の除去や心理的効果は、全身の緊張緩和、あるいは病変部からの痛み刺激の脳の感じ方に影響し、症状緩和に寄与します。

また、当研究会では超音波検査装置(エコー)を使って、異常なfasciaをより安全、確実に解消を行う技術の研究と研鑽を行っております。患者自身もエコー画像を見ることで、自身の病変部を認識し、リハビリテーションや運動療法、さらには認知行動療法にも繋がる可能性があります。

治療の期間

通常はある程度の回数を、時間をかけて治療する必要があります。症状が強く日常生活が困難な痛みがある場合は数ヶ月にわたる入院治療を必要とする場合もあります。

また、治療の開始が遅れると、脳、脊髄に痛みの信号が長期間に渡り入り続けることにより、脳、脊髄が痛みに敏感になるなど脳、脊髄の複雑な動きが関与してくるなど完治に時間がかかるようになりますので、少しでも早く治療をする事が大切です。

自分でできる治療方法

一般的に、筋膜性疼痛症候群を発症してしまった場合、自分自身でできる治療のみにより、短期間で痛みを取る事は難しいですが、自分自身でストレッチング・マッサージ(虚血性圧迫法 他)などを行う事により、症状が改善する場合もあります。

自分でできる治療方法の詳細は『トリガーポイント研究所毎日のお手入れが重要(外部リンク)』等を参照してください。

テニスボールによる肩のマッサージ例
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